?ブルゴーニュは複雑でなければならない?(BOURGOGNE WINE MUST BE COMPLEX!)
ムッシュー、ジャン・マークの創り出すサントネーは、フランスのキャヴィスト(酒屋さん)にも、なかなか出回りません。曽祖父から脈脈と続くそのクオリティー。14世紀に建てられた地下カーヴには、これだけ??
と思うほどの量しか樽がありません。白は年間300本、赤は2000本弱の生産。
新樽100%ですが「reduce oaky taste」とジャンは言い、樽香の強さ、バニラっぽさは、エレガントとクオリティーに欠けたワインだと否定しています。
これは、ハスミワインの造り手達に共通しています。他のドメーヌは、アロマティックでソフト、一見エレガントに感じてしまうワインを造るが、ボクはそうしないと言うジャン。ひいおじいさんの時代から受継ぐ複雑性と凝縮感、エレガンスさを備えなければ、ドメーヌ・ヴァンサンのワインではない!と言います。
ヴァンサン家のワインはゆっくり、じっくりと味わうタイプ。一口飲んで、どうこう言うワインではありません。ショコラのような香りが現れたらいい感じになってきた証です。
【ワインの紹介】
さすが1erクリュ!!
香りは言わずもがな、JMヴァンサンの特徴が圧倒的。果実、樽、ロースト香・・・。香りだけでうっとりしてしまいます。美しく豊満で豊潤。「偉大なるブルゴーニュの白ワインとはこうである!」と直面するかのような貴族性の高いワイン。